『子育てロス』という言葉を最近よく聞くようになりました。子供が成長し親元を離れ、あなたの子育てがひと段落する。それは嬉しい事なのに、なにかポッカリ穴が開いたような気がしてしまう。寂しさが募る。子育ては大変だったけどやりがいがあった。そんな経験は代わりのものが見つからない。
だからポッカリと開いた穴がずっとふさがらないままでいる。今日はそんな子育てが終わって寂しいあなたの悩みが少しでも軽くなるように、子育てについてどんぐり仙人に聞いてみることにしました。
『子育てが終わって寂しいあなたへ』についての俳句
どんぐり仙人
育児放棄された生後間もないムササビの子を手塩にかけて育てましたが、時がきたのか、森へ帰って行きました。育て主は、初めは寂しく虚しさだけ残りました。楽しみといえば、たまに気まぐれで里帰りしてくれる事だけ。次第にその頻度も少なくなり、寂しさが胸を溢れさせてきた頃。なんとムササビが彼女をつれて里帰りしてくれたのです。嬉しいね。これでいいのだ。
『子育てロス』についてぐりちゃんはこう考える
ぐりちゃん
小さなムササビを保護したどんぐり仙人は、長い間連れ添って育てていたよ。
ムササビがおなかを壊さないようなミルクを調べて飲ませてあげたり…
汚れた体をお風呂に入れてあげた。
自分でトイレが出来ない小さなムササビを促してオシッコさせてあげる事もあった。
徐々に大きくなっていくムササビの体に合わせて、家を作り直したり。いたずらをした時は叱り、空の飛び方を教える時は心を鬼にして教える事もあった。
小さかったムササビが大きくなる頃には、沢山の思い出やムササビに対する愛情が一杯になる。それでも最後は野に帰してあげなければならない。
ともに過ごした日々を思い返すと、哀しく寂しい思いで一杯になったけど、それでもムササビが野で暮らせるようになって初めて、「自立した一人前のムササビ」になる事を思うと決断しなければならなかったな~。
野に帰っていった後にポッカリと空いた穴。それまでお腹が空けばご飯を作ってあげていたし、寒くなればポケットに入れてあげた。飛び立とうとして怪我をした時は手当てをしてあげた。
お茶碗、洋服、救急箱。毎日の色々な所に、沢山の思い出のスイッチがある。その度に寂しくなっちゃう。
でもね、夜明け前のまだ暗い時間帯に、ムササビがお嫁さん候補を連れて帰ってきた時に思ったんだ。
私の仕事はまだ終わりじゃない。ムササビが次の家族を作るための家を守っていくことなんだと。家を守る。それは物理的なこともあるけど、そこに住む人間の心も大切。家は建物だけでは廃れてしまう。
家も健康、人も健康。それはポッカリと空いた穴をふさぐには充分な生きがいになる。
ムササビの話をしてきたけど、人間も同じ習性を持った動物なのかな。手放すことによって自立して繁栄していくんだとぐりちゃんは思うよ。
ぐりちゃん
どんぐり仙人
ぐりちゃん
どんぐり仙人
ぐりちゃん
『子育てロス』についてのまとめ
ぐりちゃん
ぐりちゃんはね、巣立ちは定めと、どんぐり仙人が教えてくれたと思うんだ。そうやって生き物は命をつないでいく。巣立ちが出来るのは帰って来られる家があるから。安心して飛び立てる。
もちろんすぐに実行するのは難しいよね。でも、理解出来た部分、納得出来た部分だけでも今日から実行してみたらあなたの生活が昨日とは違うものになるはず。
そして実行していくうちに、わからなかった部分が理解できるようになるなるかもしれないし、新しい解釈が生まれるかも。
ぐりちゃんも全部わかったわけじゃないし、わからなくなったらまたどんぐり仙人に質問するよ。
もちろん、少したって、これは自分に合わないなってなるかも。そしたらまた別の方法を試せばいいよね。
何を選ぶか、あなたの自由。
ぐりちゃんはどんぐり仙人の俳句を聞き、子供に付きっ切りな事だけが愛情ではなく自立させる事も大きな愛だと思ったから、安心して自立出来る環境を作っていきたいと思います。
少しでも日々の生活が楽しくなったらいいなぁ。
ではでは、『子育てロス』について、どんぐり仙人の俳句を紹介させていただきました。悩みとかあったら気軽にコメント残していってねー。